ジョギング

求職支援学校の開始時刻は午後なので朝はいつもゆっくりできる。

いつもなら午前中ダラダラと過ごしてしまいがちなのだが最近、朝のジョギングをサボっている事に少々後ろめたさ?を感じていて、その自己嫌悪を払拭するためにサクッと走ることにした。

早朝といっても朝6時半過ぎ、梅雨も明けるとこの時間からでもジワジワと日差しの暑さを感じる。

もう30分ほど早く開始すれば、清々しいジョギングになるかもしれない。

といっても、いざ走り始めてさえしまえば足取りは軽快。

普段走るとき、踵から接地してつま先で蹴り上げる走り方をするのだが、今日は足の裏全体で接地するように走ってみる。

この方が下半身に衝撃が伝わりにくく疲れにくい、らしい。

少し走ってみたが、いつもの大股では走りにくい。

少し歩幅を狭くするぐらいだとリズミカルに走れる感じがする。

なんか久しぶりに走るの、楽しい

子供の頃はどちらかと言えば短距離走が好きで、もともと長距離を走るのを得意としない…というかマラソン大会などは泣きながら走るほど嫌いだった。

数年前に友達から誘われた5人制のリレーマラソンに参加するのをきっかけに、5キロ程度のジョギングが楽しく感じられるようになった。

無理なく自分のペースで走るのが、こんなに気持ちいいとは…と当時は衝撃的だった。

しばらく続いた平坦の道から長い下り坂。

朝日が眩しくないよう、木陰やビルの影をうまく利用して走る。

通勤する人、散歩する人、同じジョギングしている人をうまく避けながら、途中から歩いたりしながら40分間。

最後に近所の公園によって乾いた喉を潤して、日陰のベンチに腰を下ろす。

熱を帯びた身体を、にわかに吹く風が心地よく冷却してくれる。


あたりを見渡せば、数多くの草木が生き生きと生い茂る。

夏を感じられる深緑の木々の小枝が、時より強く吹く風に晒され、サワサワと揺れる音が風と共に耳に心地よく届けてくれる。

あー、清々しい

素直にそう思えた。

ただ走って水飲んで休む、こんな単純なことが楽しい。

こんなに気持ちいい。

その後しばらくそのままベンチで休んでから、部屋に戻り軽くヨガ。

最後の全身弛緩のポーズ・シヴァアーサナ(要は仰向けで横たわる)のポーズをしたまま爆睡したのは言うまでも無い。

またそのうち走りたい。

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