エアコンの効いた快適な空間にて、アイスコーヒー飲みながらキーボードを叩いてみる。果たしてどんな事が出て来るのだろうか。
HALLO WORLD
「過去に戻ったら何がしたい?」
人間ある程度年齢を重ねるうちに、何度かそんな事を考えた事があるだろう。考え始めると色々な事を考えるが、結局過去は変えられない。変えられるのはこれからの未来を見据えた現在の行動と、そして起きてしまった過去の事実の捉え方、この二つ。
量子コンピュータが作るデータの世界で繰り広げられる近未来アニメには、夢があるが現実性はない。アニメであるが故に許されるしその辺の自由度は作品ごとに違うからこそ、面白いのだがそういうのを見るあまり知らず知らずのうちに潜在意識にまで刷り込まれてしまうことが良くある。というかままでの自分がそれだ。そういう意味では同じ系統のアニメを見過ぎるのは結果として自分の可能性を狭めてしまうことになりうるかもしれない。
昔はSF映画が大好きだった。現在の延長線上にある、まだ訪れない遠い先にあると感じさせられる近未来の物語に心躍ったものだ。しかしその結果、遠い未来ばかりに意識が持っていかれ今現在の自分の身に起こっていることを軽視する傾向が多くなった。未来は大きな転機が訪れる、自分はその主人公なのだと密かに期待してそれをずっと待ち続けている。
しかし変わらない現実に気づき、原因はなんなのかと過去を思い返してみてもそれを改善すると言う考えまでに至る事が少なく、知恵熱が出たあたりで考え疲れてそのまま眠りにつくという工程を何度も何度も繰り返してた。
繰り返す自問自答と自己嫌悪、変えることのできない過去と未来への不安、しかし行動できてない自分。環境を変える、そのためには自分が行動する、行動する際に起こる他者からの批判をどう対処するか。そんなことを自己啓発本やセミナーで勉強した。
自分で勉強したから今この環境に来ている。数年前にはこんなところに居るとは考えもしなかった場所に来ている。